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令和5年度 第二回生涯研修 





 令和5年 9月3日(日) 筑波技術大学実技室をお借りして、第二回生涯研修を開催しました。テーマは「灸治療の理論と実際」ということで、呉竹学園 東京医療専門学校 専任教員で医学博士の三村直巳先生をお招きし、なかなか会場の都合上、開催の難しかった灸施術についての研修が実現しました。

 前半の講義では、学術的な理論と三村先生の研究成果も交えてお話し頂きました。特に、TRPチャンネルという脂質膜上に存在する膜タンパク質で、五感とは違う温度や科学刺激を感じ取るセンサーがあり、各温度帯によってそれぞれチャンネルが存在し、その特性を灸刺激に応用し臨床に生かしているというお話は大変興味深いところでした。

 また、後半の実技では、実際に紫雲膏を用いた糸状灸と多壮灸の違いや使い分けについてお示し頂き、実際に参加者同士でも実践してみました。普段なかなか捻る機会が少ない糸状灸は、ご参加の皆様も苦戦していたようです。三村先生がおっしゃっていたリズムが大事な要素で、症状によりますが、面でツボをとらえる場合は特にリズムよく施灸することで、受け手は、心地良く感じられるのは確かなようです。

 鍼施術とは異なる穏やかで心地良い刺激の灸施術の効果を、改めて再認識させて頂きました。ご多忙にもかかわらず、お引き受け頂いた三村先生、会場提供にご尽力頂いた櫻庭先生、そして、ご参加、ご視聴の皆様、ありがとうございました。


ご案内

第56回 現代医療鍼灸臨床研究会 開催

日時 令和5年 11月12日(日) 11:00~

会場 オンライン(ZOOM)予定

テーマ「灸の効果と臨床の実際up to date」

    ー温熱刺激からみた灸のエビデンスー

三村直巳先生 他多数登壇予定

詳しくは、下記まで。





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